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VBAエキスパート AccessVBA スタンダード 受験体験記

VBAエキスパート AccessVBA スタンダードの資格試験を受験しました。
結果、950点(1000点満点、合格ライン650~800点)で、合格できました。
どのような対策をしたか、勉強方法などをご紹介します。

  • 60時間ほど勉強しました(1日2時間程度、1ヶ月)
  • そのうち、公式テキストでの勉強が9割程度でした。
  • 残り1割は、Kindleの対策問題集(1-5章)を利用しました。

試験前の私のレベル:最初に全く勉強せずに公式テキストの模擬問題を解いてみたところ、100点満点で60点でした。

試験対策として行った勉強方法は、先日受験したExcelVBA スタンダードとほぼ同じです。試験の概要等も同じですので、よろしければ、ExcelVBA スタンダードの記事もご覧ください。
主な対策は、下記のようになります。

・公式テキストの模擬問題を解く(3時間)
・公式テキストを一通り読んで、覚えるべき項目をリストアップする(25時間)
・項目出ししたリストを覚える。その際、スペルが曖昧なときは、テキストディタに入力しながら覚える(25時間)
・Amazon Kindleで販売されている対策問題集を解く(5時間)

1ヶ月で計60時間ほど勉強しました。ExcelVBA スタンダードのときは30時間ほどでしたので、約2倍の時間がかかりました。

以下、AccessVBAスタンダードに特有の点に絞って説明します。

・公式テキストを一通り読んで、覚えるべき項目をリストアップする(25時間)
公式テキストで注意したほうがよい点が二点あります。

一点目は、スタンダード版だけでなく、ベーシック版の公式テキストも勉強したため、思いのほか時間がかかったという点です。
公式テキストは、ベーシック版とスタンダード版の両方を購入し、一通り目を通し、覚えるべき項目をリストアップしました。
ExcelVBA スタンダードの際は、スタンダード版のテキストしか買いませんでしたが、AccessVBAは、基礎にやや自信が無かったためベーシック版のテキストも勉強することにしました。
公式テキストのベーシック版は、短時間で終わらせるつもりでしたが、知らないことが意外と多く、テキストに掲載されている情報量も多かったため、一冊終えるのにかなり時間がかかりました。そのため知らなかった多くのことを新たに覚えることができて勉強になりましたが、予定通り勉強が進まなかったため当初予定していた受験日を一週間延期しました。
結果的にベーシック版が試験に必要だったかどうかというと、本試験で出題された8割程度がスタンダード、2割程度がベーシックの範囲からだったような印象です。

二点目は、ExcelVBAスタンダードの公式テキストとは構成が異なる点です。ExcelVBAスタンダードでは、各項目ごとに説明と練習問題があり、練習問題からの出題がほとんどであったのに対して、AccessVBAスタンダードの公式テキストには説明しかありません。練習問題がないため、覚えるべきポイントを絞り込むのが難しく、結果として、覚えることが多くなりました。
私が今回、リストアップした項目数は約400件です。ExcelVBAスタンダードの際は150件程度でしたので、2倍以上覚えたことになります。
なお、公式テキストのどの部分を覚えたかですが、背景がグレーの囲みの中にコードの具体例が掲載されています。ここに載っているコードは覚えました。「重要」と書かれた囲みの中も覚えました。
一方、「memo」と書かれた枠囲みは、大事そうな部分に絞って6割程度覚えました。
その他、説明部分に、表でまとめられたプロパティ、引数、定数、関数などの一覧があります。この表の中の内容がけっこうな量があり、全部覚えるのはしんどい量です。私は、大事そうな部分に絞って6割程度覚えました。
結果的に、かなり余裕をもった得点で合格できましたので、やや過剰に覚えすぎたかもしれません。

それ以外には、公式テキストを購入するとダウンロードできるデータに「演習問題」が付いています。これはやらなくてよい気がしました。実際にVBEを使ってコードを書く問題が10問程度あるのですが、コードをすべて書く必要があるため、やるのに時間がかかるわりに試験対策としては得られるものが少ない気がしました。

・Amazon Kindleで販売されている対策問題集を解く(5時間)
実際に問題を解く形式にも慣れておいた方がよいかと思い、Amazonの「【新試験対応】VBAエキスパート試験 対策問題集 Access VBA スタンダード 1-5章 Kindle版」も購入しました(\99)。
ExcelVBAの対策問題集と同様、この本は、出題範囲の前半部分のみの内容で、出題範囲の後半は「試験対策webサービス」(別に料金が必要)を利用してくださいとのことでした。私は、前半のKindle版だけ一通りやりました。豆知識のようなマニアックな部分まで掘り下げられており、知らなかったことも多く、勉強にはなりましたが、試験対策としてはそこまでやる必要があったかは不明です。後半(Web対策サービス)は、時間の余裕がなく、また金額的にも高かったため、やりませんでした。

感想
AccessVBAは、これまで、実務でそこそこ使ってきたため、自分では一通り理解しているつもりでいましたが、今回、試験対策として体系的に勉強をしてみて、知らなかったことも多いことに気づかされました。自分のレベルが客観的に分かったことと、抜けていた知識をある程度補い整理できたことが今回の受験してみて得られた収穫でした。

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この記事を書いた人

VBAの学習中です。

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