Access 365&2019 エキスパートの資格試験を受験しました。
私が行った勉強法などをご紹介したいと思います。
- 25時間ほど勉強したところ、満点をとることができました。
- 公式テキストは1冊だけです。このテキストに掲載されている内容しか出題されません。
「Access 365&2019 エキスパート」は、Microsoft Office Specialist(MOS)の一つで、米マイクロソフト社が認定し、オデッセイコミュニケーションズが試験を実施しています。
Access 365&2019には「エキスパート(上級レベル)」の1種類しかありません。WordとExcelには「アソシエイト(一般レベル)」と「エキスパート(上級レベル)」の2種類があります。
Access 365&2019 エキスパートは、MOSの中では比較的難易度の高い試験とされています。しかし、対策テキストの問題を繰り返し解いて、覚えてしまえば、テキストに掲載されている内容以外の問題は出題されないため、合格はそれほど難しくはありません。
ちなみに、受験前の私のレベルとしては、仕事は事務職で、Accessは仕事でほぼ毎日、10年間ほど使った経験があり、分からないことがあってもネットで調べればほぼ使いこなせるレベルです。
試験対策として出版されているテキストは、「よくわかるマスター MOS Access 365&2019 Expert 対策テキストと問題集」(\3,190)の一冊のみです。
このテキストには、CDが付属し、練習問題のアクセスファイル(Lesson1~Lesson79まで)と、模擬試験3回分が付いています。
テキストの本編部分は、解説を読み、練習問題を解く形式になっています。
ちなみに、私のPCにインストールされているAccessのバージョンはAccess2021でしたが、模擬試験も練習問題も不具合なく動作しました。
実際に私が行った勉強方法ですが、最初に模擬試験1回分をやりました。結果は70点ほどでした(合格ラインは7割とされています)。
模擬試験をやった後、テキストの練習問題を解き、できなかった問題の解説を読み、後日できなかった練習問題を2~3回繰り返しました。毎日1~2時間ずつ約2週間、計25時間ほど勉強し、最終的に模擬試験は90点以上とれるようになりました。
参考までに、主な出題範囲は下記のような項目となっています。
1.データベースの管理
・データベースの構造(ほかのデータベースからのインポート、ナビゲーションウィンドウにオブジェクトの非表示設定)
・リレーションシップ(主キー、参照整合性、外部キー)
・印刷オプションの設定
・データのエクスポート
2.テーブル
・テーブルの作成(テーブルにインポート、リンクテーブル)
・テーブルの管理(フィールドの非表示、集計行の追加、テーブルの説明の追加)
・レコードの管理(検索と置換、並べ替え、フィルター)
・フィールドの作成と変更(入力規則、標題、フィールドサイズ、データ型、オートナンバー型、規定値、定型入力)
3.クエリ
・クエリの作成(クロス集計クエリ、パラメータークエリ、アクションクエリ、複数テーブルを基にしたクエリ)
・クエリの変更(フィールドの非表示、並べ替え、フィルター、フィールドの書式設定)
4.フォーム
・コントロールの設定(プロパティ、ラベル)
・フォームの書式設定(タブオーダー、並べ替え、ヘッダーとフッター、画像の挿入)
5.レポート
・コントロールの設定(グループ化、並べ替え、ラベル)
・レポートの書式設定(レポートの向き、ヘッダーとフッター、画像の挿入)
普段、私があまり使わない下記のような機能も出題されます。
テーブルの入力規則
“a” Or “b”
Is Null
Len([F]) <= 10
テーブルの定型入力
半角英数→L
英字、数字→A
クエリの別名保存→F12
試験は、近所のパソコン教室で受験しました。
教室の開校日であればほぼ毎日受験できるようでした。
結果は100点で合格でした。テキスト以外の内容はでませんでしたので、ケアレスミスさえしなければ満点がとれます。
次は、VBAエキスパート Excel スタンダードの試験を受ける予定です。